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■ 前置き
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リズム道場は、理論的なテクニックや、実践的なテクニックを求めるものではありません。
リズム道場の内容は、「ヒントの集合体」です。
これまで考えたこともないような、無意識でしか理解しえていなかったことを詰め込むことによって
新しい発見があるように、そして新しい考え方を身につけれるように
そんなことを考えた内容です。
だから、目次も何にもありません。毎日違ったことを、ちょっとづつ書いてきました。
順番もそんなに気にしていません。
なぜならば・・・
新しい考え方を身につけると、新しい成長が生まれます。
成長の壁を乗り越えるためには、何か新しいことを仕入れるのが一番早いでしょう。
ただ、その為に必要なことは、「ノウハウ」のようなものではなく、
「きっかけ」が一番重要なことなんです。
もし、リズム道場が、内容をきっちり整理して、順番良く、みんなが同じように考えるような内容だったら
それは「考え方」を提供するものではなくなってしまいます。
「具体例を出して、ここはこうするんだよ」とか、
「こういう出し方をしなさい」とか、
そういった意味ではないんです。
こんなことを考えると、こんな風にやってみると、良いんじゃないの?
そういったテンションで書いてあります。
だから、もしかすると、「物足りない」と思う人や「ふ~ん」で終わってしまう人
色々な人がいるだろうなと考えていました。
だけどね、この内容は、気になった人や、気づいた人、はたまた心に響いた人にはすごくいい内容です。
リズム道場をきっかけにして新しい考え方を、新しい視点を身につけられたら、それはこれからすごく役に立つんですよ。
そして、身につけたものは、そんなにすぐに成果としては表れません。
いくらかの時間を経て、その中でゆっくりと成果として表れるでしょう。
だから、実感できるかというと、そうでもないだろうなと思います。
びっくりするような驚きの声はあまりいただけないだろうと思っています。(さみしいですが・・・)
ただ、何かに気づく人が増えて、そしてゆっくりと成長して。。。
そのきっかけを与えられたらな、と考えて、リズム道場を書いています。
いいですか!僕に期待をするんじゃなくて、自分の中に可能性を見つけてくださいね。
なにげな~く読んできた人はもう1回、前の内容を見直してください。
文章から何かをつかもうという気持ちで読んでもらえれば何か見つかります。
簡単に書いてあるけど、その人なりに気づくように本質はぼんやりさせてありますから
ということで、リズム道場も最後の方にきたけど、また読み返してがんばってください。
よろしくお願いします!
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■ 歌う、それが最大の練習
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人は楽しい時に歌を歌います。
何気な~く、”ふふふんっ”って歌っている時、その人はとっても気持ちがいいものです。
もちろん、そこにはうまい、へたが存在しますけど
重要なのは、「頭の中身」
音痴だろうが、なんだろうが、頭の中には「理想の音」が鳴っているはずです。
その理想の音がキーポイントです。
声に出して歌うと、うまい、へたがありますが、
頭の中ではその人が最も気持ちよいと思う音が、最高の音が流れているはずです。
その最高の音を表現できるようになれたら、それってとっても素晴らしいことですね。
しかし、現実にはその最高の音を表現することは、とても困難なことです。
ただ、それに近づこうと人は努力をするんです。
そこで、重要なことが今日のお題「歌う」ってことなんです。
歌を歌う時、特に気持ちよく歌っている時は、頭の中に理想の音が鳴っているはずですね。
そう、それが鳴っているときは、理想とする音がすぐそこにあるんです。
理想の音が近くにあると、そこに近づくことが容易になります。
理想の音が遠くにあるときは、そこに近づくことは難しくなります。
例えば、ピカソの絵を美術館で見て、それを家に帰って模写しようとしても、
記憶をたどって細部を再現するのはほぼ不可能ですよね。まず、違う絵になるでしょう。
しかし、隣にピカソの絵があったとしたら。。。とても近い絵を描くことが可能になります。
そう、音楽だってそうなんです。
理想の音を、描きたい音を’思い出して’演奏するよりも
理想の音を”頭に描けている状態”で演奏した方がはるかに良い音を出すことができるのです。
これは、潜在能力を引き出すのと同じようなことです。
なりたい自分を”常に”意識している場合と、意識していない場合とでは
それを実現できる可能性が、確率が格段に違ってきます。
よく、成功者は目標を紙に書いて、毎日見ます。
そうして、脳に働きかけるんです。
こうなるんだ~!こうなるんだ~!って脳みそに働きかけるんです。
そうやって毎日見続けることによって、常に意識することによって
なりたい自分に近づく脳みそを作り出すんです。
これが、潜在能力を引き出す方法。
そして、それと同じように、音楽では「歌う」ことが重要になるんです。
音楽では、出したい音を紙に書くことはできません。見ることもできません。
だから、「歌う」ことで、意識するんです。
もしくは、なりたい音、目標とする音を日常的に聴き続けるんです。
どんなに難しい音も、聴き続けて、脳みそに染み込ませて考え続ければ
いつか手に入れることができます。
ただ、それは、なりたいなぁ・・・と思っているだけでは実現できません。
最もそこに近づきやすい方法は、「歌う」ことなのですよ。本当に。
実際に、音を出している、演奏しているその場で
歌いながら、頭に描きながら音を出し、演奏しましょう。
その時がとても気持ちの良いものであれば、それはとても良い音になっていることうけあいです。
気持ちのよい音を頭に描いて、気持ちの良い音が出せる。
それが、カッコいいあなたの真の姿です。
どうですか? 楽しい時、気持ちのよい時がやっぱりかっこいいんですよ。
さらに言うなら、それがバンド全体に及べば、そのバンドが「すごくカッコいい」ってことです。
バンドの場合は、みんながその状態になるのって、【×人数分】 大変なことだと思います。
でも、カッコよさも、【×人数分】 あると思います。
そう、やっぱりみんなが集まると、楽しさ、気持ちよさ、カッコよさも集まってくるんですよ。
(1人が悪いって訳ではないですよ)
そうやってカッコよくなれば、お客さんだって、ファンだって集まってくる。
だって人は、魅力を感じたところに集まる習性があるからね。
じめじめした人のところには、じめじめした人しか集まらない。
楽しい人のところには、楽しい人が集まってくる。
カッコいい人のところには、カッコいい人がどんどん集まってくる。
カッコいい人が集まってきたら、もっとカッコいい人が集まってくる。
そうやって、自分もファンも成長していくんですよ。
やっぱりね、何だかんだ言っても、がんばっている人のところに人が集まるわけでは無いんです。
カッコいい音を出せる人のところに人は集まるんです。
だからこそ、あなたもカッコよくなりましょう!!!
あなたは、エンターテイナーなんです。
いい音を出して、お客さんを喜ばせて、人をたっぷり集めて、人を幸せにしましょう!!