◆□実践編~クラシックの指揮者って素晴らしい□◆
実践変を・・・いや、実践編をはじめます。
まず、用意をしていただきたいものがあります。
お好きなもので構いません。
「音源」と「楽譜」を用意してください。
詳しくは明日からはじめますが、今日の課題はこの2つを用意することです。
好きな曲のもので構いません。
ロックでも、ポップスでも、クラシックでも構いません。
とにかく、明日から必要になりますので、何かしら用意をお願いしますね。
さて、なぜ、楽譜が必要なのでしょうか?
それは、次のようなことを身につけてもらいたいからです。
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□クラシック音楽の指揮者って素晴らしい!!
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クラシック音楽の指揮者が持っている楽譜はどんなものか知っていますか?
あれは、バンドスコアといって、全てのパートの楽譜が載っているんです。
いいですか?全てのパートの音符が全て載っているんですよ!!
すごいと思いませんか?
クラシック音楽には、指揮者が必要です。
ただ、棒振って、体を揺らしているだけのように思ってしまうこともあるでしょうが・・・
実は、とても重要なものなんです。
ライブハウスで演奏を行うバンドなどでは、ライブの際にモニターというものがあります。
他のパートの音をそこから出して、お互いに音でも確認できるように、という機器ですね。
しか~し!
クラシック音楽には、モニターなんてものはありません。
というより、そのようなものを置いたら、せっかくの繊細な音のハーモニーが・・・
台無しになってしまいますね。
だから、あの繊細な音のハーモニーを出すためにも、指揮者が必要なんです。
曲を1つにまとめるために、指揮者が必要なんですよ!!
そして、指揮者は何でも知っています。
どのパートがどこでどんなことをしているか。
そのパートがその時メインになっているのか。
各パートの役割。
曲の全体像。
曲の構成。
その曲の組み立て。
何でそれらが分かるかというと、それは、バンドスコアがあるからです。
その全体楽譜があるからこそ、指揮者は何でも知っているんです。
だって、全部そこに書いてありますからね。(笑)
クラシック音楽は、楽譜がものすごく重要です。
楽譜なくして曲は成り立たないんです。
暗記すればいいってもんでもないです。
いつも確認しあって、パートごとにみんなで合図しあって、指揮者に従って・・・
指揮者を信じて、演奏しているんです。
楽譜には様々な情報が載っています。
だから、昔のクラシック音楽が未だに生きていられるんです。
指揮者は、大統領みたいなものです。
バンドの方向を決めてくれて、良い方向に導いてくれる。
指導者のようなものです。
だから、オーケストラは、指揮者をよく選ぶんです。
小さなバンドをやっている場合でも、オーケストラの指揮者のように
曲の像から細部まで、把握してもらいたい。
それが、知るだけでよくなる音の秘訣だから・・・
だからこそ、次からは楽譜を用意してもらいたいんです。
どうぞ、大好きな曲のものをご用意してくださいね。